- 海苔ノウハウ集
でも、豊富な栄養と共にたくさんのうま味成分を持つ、とっても優秀な食品なんです!
世界一の海苔の消費量を誇る日本ですが、もっと知って、かしこく美味しく取り入れましょう!
海苔の選び方
本当に美味しい海苔を選ぶには、極論を言ってしまえば食べてみなくては分かりません。しかし、海苔は袋詰めされている為、海苔屋さんのうたい文句に「有明産一番摘み海苔」「本当に美味しい海苔」と書いてあるのを見て購入し、食べてみたらガッカリした経験もあるのではないでしょうか?海苔にも等級分けがありますが、等級が上だから美味しい海苔というわけではありません。
海苔の保存方法
海苔は湿気ると風味が落ちてしまう為、アルミ袋などの密封容器に入れて冷凍庫や冷暗所で保存して下さい。
●海苔を長期間保存する場合
海苔を長期間保存する場合は、密封容器に入れて冷凍庫に保存して頂くと美味しく召し上がれます。
※注意点
冷凍庫に入れていた海苔を急に外気にさらすと、空気中の水分を吸収し湿気ってしまい、海苔の香りや味まで失ってしまう為、使用する時は、必ず常温に戻してから開封してお使い下さい。
●開封した海苔の保存方法
海苔は湿気を吸収してしまうと、パリパリとした食感や味、香も失ってしまう為、使う分を取り出したらすぐに密閉して冷暗所で保存して下さい。
※湿気てしまった海苔の活用方法
●海苔を小さくちぎって、お味噌汁に入れてお召し上がり下さい。
●スパゲッティーやラーメン等の麺類と絡めてお召し上がり下さい。
●卵焼きに混ぜてお召し上がり下さい。
●フライパンにゴマ油を引き軽く炒めて塩を振り、韓国風海苔としてお召し上がり下さい。
●海苔に水を加え、砂糖とお醤油で煮て、海苔佃煮としてお召し上がり下さい。
海苔の旬
海苔は11月頃から各産地で摘み採りが始まり、4月位まで収穫が続きます。
一番最初に収獲される海苔を「新海苔」と呼び、12月初旬から「新海苔」として
店頭に出回り始めます。つまり海苔の旬な時期は新海苔が出回る12月~2月位です。
海苔の健康効果
一日4枚食べればOK!
脳梗塞や心筋梗塞、認知症予防に大いに役立つ焼き海苔。葉酸不足が、脳梗塞や心筋梗塞、認知症などの増加に拍車をかけている。「のり」にはケタ違いの葉酸が含まれている。ほかに海苔には動脈硬化やアレルギー抑制するEPA という脂肪酸や食物繊維が豊富で各種ビタミン・ミネラルも広く含まれています。これほど多くの栄養素を含み、かつ手軽に取れる食品はほかにありません。海苔は日本が誇る天然の健康食品と言えます。
海苔の3分の1は食物繊維からできています。食物繊維は女性の宿敵便秘に効果的です。コレステロールの代謝を正常化し、血中コレステロールの上昇を防ぎ、発がん物質などを体外に排出する働きもある為、肥満予防やダイエット効果、糖尿病や大腸がん、成人病予防に効果的と言われております。さらに海苔の食物繊維は、ほうれん草の約2倍、ごぼうの7倍、ワカメの10倍とも言われております。海苔の食物繊維(水溶性食物繊維)成分ポルフィランは糖質及び脂質吸収を改善し体重増加を抑制したと女子栄養大学が発表しました。海苔の食物繊維の特徴は野菜などと違い柔軟なため、胃や腸の壁を傷つけず整腸作用を行ってくれます。だから便秘解消が期待出来ます。
海苔の美容効果
海苔には約12種類のビタミンが含まれており、その中でもビタミンCは化粧水や美容液などビタミンCを配合したスキンケア商品もたくさんある位、美容効果があります。ビタミンCなしではコラーゲンの合成がうまく働けず、コラーゲンを作ることが出来ません。つまりビタミンCを摂る事で、コラーゲンの生成を高めてくれます。ビタミンCはとても熱に弱い為、調理すると栄養素が破壊されてしまし、摂取量が微妙になりがちですが、海苔に含まれているビタミンCは非常に熱に強く、焼いても栄養素が破壊されない為、丸ごと摂取できます。なんと海苔にはイチゴやレモンの4倍ものビタミンCが含まれているそうです。
海苔には鉄分も含まれています。鉄分は健康な血液にして全身を元気にします。
体温の維持、疲労防止、成長の促進など体にとって基本的な機能を高める効果があります。特に、妊娠中の方は赤ちゃんの造血等のためにも必要です。慢性的に不足しやすい栄養素なので心がけて摂取する様にして下さい。こんな方に鉄分は効果的です。女性、成長期の子供、貧血気味の方、妊娠中の方、痔の症状を持つ方。